暑い季節がやってくるとエアコンを使う人も多いことでしょう。エアコンは手軽に使えて涼しい反面、電気代が高くなり、エコではないと感じる人もいるかもしれません。エアコンを使う以外に暑さをしのげる良い方法があれば、参考になりそうです。
そこで今回のアンケートでは、エアコンを使わずにエコな暑さ対策をするとしたら、どんなことをするかについて調査を行いました。
お金がかからない&手軽にできる!窓開け
アンケートの結果、「窓を開ける」が最も多い結果となりました。
・部屋の中は熱がこもりやすいので、窓を開けて風の通りを良くするのがベストだと思います。(40代/男性/個人事業主)
・窓はひとつだけでなく、風の通り道ができるように考えて開けておく(20代/女性/正社員)
・窓の開け方によって涼しい風が通り抜けていくからです。入り口と出口を設け、入り口の窓を小さく出口の窓を大きく開ければ涼しくなります。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・窓を開けて風を入れたり、屋内の熱気を外に出したりすることが最も簡単にできる対策だからです。(40代/男性/無職)
・天然の風がなんといっても一番気持ちの良いものです。これにまさるものはありません。(40代/男性/正社員)
窓を開けると家の中にこもった熱気をスムーズに外に逃がすことができます。空気の入れ替えもできますし、エアコンと比べると風当たりが自然で心地よく感じられる面もあるかもしれません。風がうまく抜けるよう開ける窓を工夫することで、より上手に風を取り入れられそうです。”
扇風機・換気扇で積極的な風の流れをつくる!
次に多かったのが「扇風機や換気扇を使う」という回答でした。
・積極的に空気の流れを作ることで涼しく感じられると思うからです。(40代/男性/無職)
・空気を循環させられますし、一日中つけていても消費電力も少なく、自分が何かしなくても勝手についているので、手間がかかりません。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・昨年から扇風機を導入したところ電気代が顕著に下がったからです。(30代/女性/正社員)
・風の流れを作ると、汗が蒸発して涼しく感じます。特に寝る時にタイマーをかけて使うと健康状態も、エアコンよりいいです。(40代/女性/正社員)
・空気の通り道になるように部屋の端と端の窓を開けて、風の入ってくるほうへ扇風機を置いておけばかなり風が吹いて快適に過ごせます。(20代/女性/正社員)
積極的に空気の流れをつくることで、より涼しさを実感できるということのようです。汗ばんだ肌に風が当たると、ひんやり感じられる効果も高まります。エアコンと比べると電気代の負担も少なく、風も和らいで感じられるのでしょう。窓からの風も利用しながら扇風機や換気扇を回すと、さらに効率よく空気を循環できそうです。
常備しておけばいつでもどこでも使える…氷&保冷剤
3番目に多かったのは「氷や保冷剤を使う」という回答です。
・寝る時に保冷剤を枕に入れたり、子どもと出かける時に抱っこ紐やベビーカーに保冷剤をセットしたりと、手軽にひんやりした感覚になれるので。(30代/女性/無職)
・ケーキなどを買ったときに付いてくる保冷剤を冷凍庫でいくつも保存しておいて、手ぬぐいや長めのタオルに包んで首に巻いたり脇に当てたりします。これならタダだし溶けてくればまた保冷剤を交換すればよいだけなので、電気代もかからず手軽に体温を下げられます。(40代/女性/無職)
・寝るときの暑さ対策には、アイス枕や保冷剤がとても役に立ちます。保冷剤をおでこに当てて寝るだけで、涼しくて寝つきが良くなります。(40代/女性/個人事業主)
保冷剤や氷なら、冷凍庫で冷やしてストックしておけます。暑くなったときにサッと取り出して使える手軽さも魅力といえるでしょう。また、持ち運びができる点も評価されています。布に包んで首や脇に当てたり、ベビーカーに置いたりすると効果的な熱中症対策ができそうです。枕に当てれば、寝苦しさも和らぎます。
シャワーや体感温度を下げる就寝具!ほかにも…
4番目以降は「シャワーで汗を流す」、「体感温度を下げる就寝具」、「とにかく薄着」と続き、「すだれを使う」と「グリーンカーテン(植物)」が並びました。
・シャワーが一番すっきりするし、体が清潔に保てるので良いと思います。(30代/女性/正社員)
・寝ている間はエアコンを使用したくないので、ニトリのNクールを愛用しています。体が触れると、ひんやりして気持ちいいです。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・なるべくお金を使いたくないので涼しい服装にして対策をしています。(20代/男性/無職)
・部屋の位置的に西日がすごいので、すだれを使い暑さ対策しておかないと蒸し風呂状態になってしまうから。(20代/男性/無職)
・ゴーヤーやキュウリなら食費も浮いて一石二鳥だと思うからです。(30代/女性/個人事業主)
冷たいシャワーを浴びれば、体が効率よく冷え、汗も流れてさっぱりします。すぐに爽快感が得られる手軽な方法といえそうです。さらに、ひんやり感じられるシーツや枕を利用すれば、寝つきもよくなりそうです。また、日中の暑さ対策は、薄着や日光を遮るすだれ・グリーンカーテンなどの方法を併用すると効果が高まります。
いくつかの方法を組み合わせるとエコな効果がアップ!
最も多かったのは窓を開けるという回答で、費用をかけずに手軽に取り組めることが評価されたようです。窓を開ける際、扇風機や換気扇を併用すれば、電気代を抑えてさらに涼しさが実感できます。また、日中を活動的に過ごしたり、夜の寝つきを良くしたりするのには、保冷剤や冷たいシャワー、機能性の高い就寝具なども効果的です。暑さを感じるポイントを効率よく冷やせるので、即効性があるといえるでしょう。さらに、できるだけ軽装にする、室内の日差しを遮る工夫をするなど、細かな対策を積み重ねることも、エコな暑さ対策のポイントといえそうです。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年06月06日~2018年06月20日
■有効回答数:100サンプル