不動産投資をする上でかかるコストの中でも重要なポイントの一つが固定資産税です。だけどこれまで不動産を購入したことがない、という人の中には、一体どれくらいかかるものなのかイメージがわかないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は持ち家を持っている人に固定資産税をどれくらい払っているのか、アンケートを取ってみました。
【質問】
持ち家の方にお聞きします。固定資産税をいくら支払っていますか?
【回答数】
〜10万円:51
10〜20万円:28
20〜30万円:11
30〜40万円:3
40〜50万円:2
50〜60万円:1
60〜70万円:0
70〜80万円:2
80〜90万円:2
90万円〜:0
およそ半数が10万円未満と回答!
アンケートの結果、およそ半数にあたる51人が「10万円未満」と回答しました。
「マンションだけだから」という回答も見られたとおり、固定資産税は家屋や土地の資産価値によって変わってきますので、土地を所有しないマンションだけだと大阪のような都会でも固定資産税が安くなることが分かります。また一軒家でも築年数が古いため固定資産税が安くなったという回答も見られました。土地が付いているかどうかや家屋の広さ、築年数が固定資産税の額を左右する大きなポイントと言えるようです。
戸建て住宅だと10万円から20万円未満になる
二番目に多かったのが「10万円以上20万円未満」という回答でした。
10万円から20万円になる理由として、「3LDKの中古マンション」という回答があげられました。中古のマンションでも3LDKほどの広さになってくると、10万円を超える金額になることが分かります。また「戸建て住宅だから」という回答も多く見られ、一軒家ほどの大きさの家屋はそれなりの築年数がたっていても10万円から20万円くらいの固定資産税となるようです。中古マンションだと少し広め、戸建て住宅だと少し古めの場合に想定できる金額と言えるでしょう。
特殊な住宅や新築だと20万円から30万円に
3番目に多かったのが「20万円以上30万円未満」という回答でした。
アンケートでは「新築だから」という理由が多く見られ、築年数の浅いマンションや一戸建てだと固定資産税が20万円から30万ほどになることが分かります。また一戸建てでも自宅と事務所を兼用していたり、2世帯住宅だったりする人の回答が見られることからも、特別な事情で少し広めの住宅になっている人は固定資産税も少し高めになっていると言えるのではないでしょうか。
固定資産税を30万円支払っているという人も
アンケートでは固定資産税を30万円以上支払っている、という人も見られました。
新築の一軒家だと、場所や広さによっては30万円以上の固定資産税になることもあるようです。ただし回答にもあるように、新築の場合には固定資産税の控除があることは重要なポイントと言えます。控除があることを考えると新築の物件は固定資産税の面で割安とも言えます。また「近隣の地価が上昇」という意見にもみられるように、地価の上昇によって資産価値が上がるとそれにともなって固定資産税も高くなります。不動産投資という点から考えると、地価の上がっているところはその分コストも多くかかることになる、ということが分かります。
不動産投資をするときにはコストのことも考えて!
アンケートの結果、多くの人が固定資産税として10万円未満の額を支払っていることが分かりました。実際固定資産税は資産の価値によって変わってくるため、いくらぐらいが相場になるとは言えないものですが、様々な条件で購入価格の安い物件は固定資産税も安く、価格の高い物件は固定資産税も高くなるようです。また土地も所有している場合にはその分も上乗せされる、ということも重要なポイントです。
不動産を投資として購入する以上、少しでもコストを抑えて利益を得たいものですよね。そのためにも今購入を検討している物件がある人は固定資産税が一体いくらくらいになるのかということを調べてみてはいかがでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2017年04月06日~2017年04月20日
■有効回答数:100サンプル