その場でのひとときに「お金を払う価値あり」と感じさせるのがホテルですから、インテリアの好感度は抜群です。清潔感がありくつろげる――そんなホテルみたいなインテリアを自宅で実現するのがホテルライク。
一見すると大変そうですが、ポイントを押さえれば誰でも楽しむことができるので、インテリアに関心がある方はトライしてみてはいかがでしょう。
ホテルライクなインテリアが人気
自宅のインテリアにホテルのようなちょっと非日常感があるテイストを取り入れるのがホテルライクです。シティホテルやリゾートホテルで過ごすひとときに安らぎや心弾むものを感じるのは、サービスに加え上質なインテリアがあってのことでしょう。
毎日暮らす住まいをホテルライクにするのは大変ですが、寝室やリビングなど、一部屋だけでもそんな雰囲気を作ってみると、家にいる時間がさらに楽しくなります。
旅行に行ったようなワクワクを感じられるのはもちろん、インスタグラムなどに写真を投稿しても高評価を得られます。
リビングは生活感をなくすのがコツ
ホテルライクを目指すなら、リビングの模様替えはチャレンジしがいのあるテーマです。カギとなるのは生活感をなくすこと。ホテルで日常から離れたくつろぎを感じるのは、普段の生活とは大きくかけ離れたインテリアがあるからこそです。
ですから、物を置くのはできるだけ避けたいところ。衣類や子供のおもちゃなどはできるだけしっかり収納して、物が見当たらないシンプルな空間を作ります。住まいに収納スペースが足りないときには、思い切ってトランクルームを利用してみてもよいでしょう。
スタイルの統一も大切です。都会的なシティホテルのようなモダン調、リゾートホテルのような南欧風などスタイルを決めて、カーテンやラグ、家具等を選ぶと、ホテルライクに近づきます。
スタイルを統一するためには色数を減らすことも大切。また、レザーといった家具の素材にもこだわると雰囲気にまとまりが出て、目指すスタイルがはっきり感じられるようになります。
寝室はワンランク上のくつろぎを
家族が毎日使うリビングをホテルライクに維持するのはハードルが高い……。そんな方におすすめなのがホテルライクな寝室です。出入りする人が少ないので、一度インテリアを完成すれば、維持するのはそれほど難しくありません。
寝室はなんといってもくつろぎが大切なので、こだわりたいのは照明です。間接照明など複数の照明を組み合わせると、心安らぐ空間を演出することができます。
ホテルに似せてアートを飾ってみるのもよいでしょう。また、ベッドには枕を複数置いたり、メイクした後ベッドスローを置いたりすれば、ホテルライクな雰囲気が一気に高まります。
リビングと同様、スタイルの統一も大切です。リネンやクロス、カーテンなどのカラーや素材をコーディネートすると、統一感を醸し出すことができます。
ワンポイントでちょっとだけホテルライク
ホテルの工夫をワンポイント取り入れるだけでも、お部屋の雰囲気はガラリと変わります。たとえば多くのホテルでは窓からの景色にこだわっているので、そんな工夫を真似てみてはいかがでしょう。
景色があまり良くないなら、ベランダに少し背の高い植物を置いて、外を見えにくくすることで、室内のくつろぎ感を守ることができます。逆に景色が良かったら、窓に向けてソファなどを配置して、借景として活用するのがおすすめです。
気分を和らげるはたらきがある観葉植物を取り入れるのもホテルライクな工夫の一つです。また、くつろぎを演出するためには嗅覚へのアピールも効果的なので、ディフューザーやお香などを導入するのもありでしょう。
まとめ
漠然と「おしゃれな部屋にしたい」と考えるだけでは、なかなかセンスのいいインテリアは実現できませんが、ホテルライクという目標があれば、工夫する方向がわかりやすくなります。
旅先でホテルに宿泊する際も、そういった目線でインテリアを眺めてみると、今までにない楽しみ方が見つかるかもしれません。